多様性と専門性に富んだ環境が、
「通訳」としての成長の糧に
私はこれまで10年以上にわたって通訳の仕事に取り組んできました。通訳の世界では、さまざまな業界を経験しながらキャリアとスキルの幅を広げるのが一般的です。私自身も前職の会社で3年ほど経験を積み、次の一歩を踏み出そうと模索する中で当社に出会いました。
最初に興味を持ったのは、再生可能エネルギーという「これからの業界」が舞台だという点でした。異常気象や気候変動が社会的な問題となる中で、太陽光発電や風力発電の重要性はますます高まるでしょうし、事業の将来性も大いに期待できると思いました。それに真新しい業界で通訳者として経験を積めることも大きなチャンスだと感じたのです。
また選考での対応が実に誠実で、信頼感を持てたことも入社の決め手になりました。例えば、面接では最初に亀岡会長から当社の理念や事業の特徴、会社の風土などについて丁寧に説明していただき、その後も何名もの方が私と真摯に向き合い、対話と説明を尽くしてくれました。それに面接日程の調整や内定の連絡など一つひとつの対応が本当に早く、「きっと入社後もスピード感を持って働けるはずだ」と感じたこともポイントになりました。
面接と言えば、忘れられない会話があります。それは、当時はまだ社内に通訳者の部署がなく、「あなたの経験を活かして、業務フローづくりから一緒に取り組んでほしい」と相談されたことです。
私にとって前任者がいない環境は未経験であり、大きなチャレンジに思えました。しかし、先進的な会社でまったく新しい挑戦ができることに心が高ぶったのも事実です。そこで、入社後は通訳者を依頼する際のワークフローや社内ルールなどを一つひとつ設計・策定していきました。通訳に不慣れな方も多い状況でしたが、皆さんとても協力的で、私の意見に耳を傾けながらより良い環境づくりをサポートしていただきました。
現在では社内通訳者のチームは4名体制に成長し、1対1からタウンホールまで幅広い規模の社内会議に参加するほか、取引先との交渉をはじめとする社外の会議や面談などもサポートしています。これまでグローバルな職場をいくつも経験してきましたが、多様性の豊かさで言えば当社が一番かもしれません。「英語は第二言語」という社員も多く、スピーチのしかたも多種多彩ですので、通訳者として貴重な経験を積むことができています。
また自治体や政府関係者とのミーティングや、工事関係者やコンサルタントを交えた専門性の高い会議で通訳を担うことも多く、馴染みのない専門用語に苦労することもしばしばあります。しかし、難しい仕事も多いからこそ確実にスキルアップできている実感がありますし、重要な会議が合意に達した時や、出席者から感謝の言葉をいただけたときは充実感もひとしおです。
再生可能エネルギー業界は劇的なスピードで進化し続けており、その中で当社もまた、太陽光発電や陸上風力発電に加えて、洋上風力発電や蓄電池など事業領域の拡大を進めています。そのため入社5年目を迎えた現在も初耳の専門用語が頻出し、毎日が勉強という感覚です。当社には各分野の専門家が集まっており、皆さん質問すれば丁寧に教えてくれる方ばかりなので、着実にスキルアップできています。また、新たに得た知識は通訳者のメンバー同士で共有し合うとともに、データベース化して全社的に公開することで社員教育にも役立てています。
ヴィーナ・エナジー グループで働く仲間は、再生可能エネルギーの開発と普及に大きな情熱を注いでいる点も共通しています。そうした想いに触れることで、私自身も「何らかの形で地球温暖化対策に貢献したい」という気持ちが強くなってきました。ですから、今後は再生可能エネルギーに関するあらゆるトピックスに対応できる通訳者に成長し、コミュニケーションの橋渡し役として当社の事業成長をサポートしていければと思っています。
私を含め、当社では業界未経験で入社した社員がたくさん活躍しています。ですから、再生可能エネルギーに興味があり、進化と変化が続くスピーディでダイナミックな環境にやりがいを感じられる方でしたら活躍のチャンスは十分です。組織の拡大が進む中、コミュニケーションを支える人材の重要性も高まっています。成長性に富んだ環境で、ぜひ一緒に頑張っていきましょう。
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