技術力と創意工夫で、
太陽光発電所の安全と高稼働率を支える
ヴィーナ・エナジーに転職する以前は、商業施設の機械設備を取り扱う現場管理者をしていました。職場環境や仕事に不満はありませんでしたが、子どもが生まれたことで、将来に対する考えが変化しました。「この子たちの世代に、いい影響を与える仕事がしたい」という想いが強くなったのです。そこで、新たなフィールドを模索する中で、心を惹かれたのが再生可能エネルギーの世界でした。
しかし、当時は太陽光発電所に関する知識はほぼ皆無だったため、できることから手をつけようと、まずは発電所設備に関する勉強を独学で始め、並行して転職先をリサーチしました。そのような中で、縁あって出会ったのがヴィーナ・エナジーです。最初に興味を持った点は、全国各地で続々と発電所を新設する、その事業の勢いと成長性でした。さらに「地域貢献」を重視し、地元に根付いたクリーンな仕事をしよう、というポリシーにも好感を抱きました。
もうひとつ、入社を強く後押ししてくれたのが、直属の上司による面接の雰囲気でした。長期キャリアを考えれば、心地いい人間関係や働きやすい環境は重要な要素のひとつです。その点、当社の面接はお互いに何でも話し合えるカジュアルなスタイルで、「この人たちと一緒に仕事がしたい」と素直に感じられました。実際、入社後もイメージ通りの環境でノビノビと働けていますし、当時の判断は正解だったと思います。
私が所属するオペレーション&メンテナンス事業は、商業運転を開始した太陽光発電所の管理・維持・保全を担当しています。ミッションは、何千何万という発電モジュールの安全・安定な稼働を支え、高水準の発電量を実現することです。
我々のチームが各地の事業所に常駐し、定期的なメンテナンスでトラブルを未然に防ぐ一方、万が一の場合には修理対応に臨んで高稼働率を目指します。また、地権者の方へのご挨拶や、地元の高校で再生可能エネルギーの講演を行うなど、「地域とのコミュニケーション担当」としての業務も、大事な役割となっています。
技術面で言えば、太陽光発電の設備はシンプルな機器が多く、異業種出身の私でもすぐに現場に馴染むことができました。ただし、前職時代とはダイナミックさが違います。見渡すほどの広大な敷地に、ソーラーパネルがずらりと並ぶ景色は感動するほどのスケールです。
当然、私たちエンジニアの責任も大きくなりますが、この世界に高稼働率を維持する“秘技”はありません。さらに言えば、当社の発電所は山肌にあるケースもあれば、降雪エリアで運用されているケースもあり、同じ環境はひとつとしてありません。そのため、各地で独自の点検・保全ノウハウが蓄積され、先輩から後輩へと情報共有がなされています。こうした知見を踏まえて、日々、丁寧な仕事を地道に積み重ねていくことこそ、好結果を生む一番の近道であり、やりがいでもあります。
当社で働く醍醐味という点では、「未完成であること」も魅力だと感じています。例えば、私は現在シニアマネージャーとして茨城と栃木の事業所の管理も担当しているのですが、当社にはチームビルドに関して、「昔からこうやっている」といった凝り固まったルールが一切ありません。
上司も現場第一の観点から大きな裁量を与えてくれるので、「いかにして、すべての技術者が気持ちよく働き、成長できる環境をつくるか」に集中して創意工夫できます。一人ひとりの技術力や個性を踏まえ、管理・指導することは難しさも感じますが、だからこそ他にはない面白さがあふれています。
今後も事業成長に合わせて組織もますます拡大していくと思いますので、私もマネジメント力とアイデアに磨きをかけていくつもりです。そして、現場の社員一人ひとりが気持ちよく働ける環境づくりに貢献していくことが、今の目標です。
これから入社してくる方も、失敗を恐れず、自分の意見・アイデアを積極的に形にしていきたい方には、当社は理想的な職場になると思います。また、形式的な作業や非効率的な業務に縛られない環境で、本来の仕事に注力したい方にもオススメできる職場です。ぜひここで、培ってきた能力を発揮してほしいです。
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