ヴィーナ・エナジー と Quantum Mesh、国内におけるエッジグリーン AI インフラストラクチャに関する MOUを締結
ヴィーナ・エナジー(VENA)とQuantum Mesh株式会社(Quantum Mesh)は本日、日本国内において拡張可能なエッジグリーン AI インフラストラクチャのポートフォリオを共同で推進するための覚書(MOU)に署名したことを発表しました。本MOUにより、今後建設される次世代エッジデータセンターは、VENAの再生可能エネルギープロジェクトと同一敷地内に設置されるか、または、部分的にそのエネルギーを活用する形で運用され、持続可能で高性能なコンピューティングソリューションを提供するとともに、日本のデジタルトランスフォーメーションに貢献します。

人工知能(AI)およびAIoT(人工知能搭載のモノのインターネット)アプリケーションの急速な拡大に伴い、世界的に安全かつ効率的なグリーンデータセンターへの需要は増加し続けています。VENAとQuantum Meshは、VENAの大規模なエネルギーおよびデータセンタープロジェクトの開発、建設、運営における豊富な専門知識と、Quantum Meshの先進的な設計および技術(高効率コンピューティング向けの自社開発液浸冷却技術を含む)を融合させることで、次世代エッジデータセンター向けに統合されたエネルギーおよびコンピューティングソリューションを提供するエッジグリーン AI インフラストラクチャプロジェクトのポートフォリオの実現可能性を共同で検討します。この取り組みは、堅牢な規制枠組み、強固なデータ保護基準、そして技術革新への長年のコミットメントで知られる日本が、地域における主要なAIコンピューティングハブへと進化するための足がかりとなる、安全で安定的かつ拡張可能なデジタルインフラストラクチャの構築に寄与します。VENAは、グリーンAIインフラソリューションの開発および運営におけるリーディングカンパニーであり、アジア太平洋地域において、約40GW規模のグリーンエネルギープロジェクトおよび1GW規模のデータセンターの運営・建設・開発段階にあるポートフォリオを保有しています。グリーンエネルギー発電およびインフラ整備における専門知識を活かし、VENAは日本のエネルギー転換および将来のAI主導経済を支える低炭素で高効率なAIコンピューティングソリューションの推進に取り組んでいます。Quantum Meshは、可搬型エッジデータセンターの開発および運営を専門とし、安全なデータ保護と高度な計算処理を提供しています。同社は、従来の空冷システムと比較してエネルギー消費を大幅に削減し、スペース効率を最適化する自社開発の液浸冷却技術を開発。この革新的なアプローチは、計算効率、持続可能性、およびセキュリティを向上させ、高性能なAIアプリケーションに最適な環境を実現します。
VENAの最高投資責任者(CIO)シモーネ・グラッソは次のように述べています。
「Quantum Meshとのパートナーシップにより、日本におけるエッジデータセンターの開発を進められることを大変嬉しく思います。弊社のグリーンAIインフラストラクチャパイプラインと、開発、建設、運営における豊富な専門知識をQuantum Meshの革新的な技術と設計に融合させることで、日本がAI主導のデジタルエコシステムを構築し、地域の主要拠点として確立するための大きな貢献ができると信じています。この協業は、効率性、信頼性、セキュリティを確保しながらカーボンニュートラルなAIコンピューティングを支援するという我々のビジョンに沿った、革新的かつ拡張可能なグリーンAIインフラストラクチャのモデルを創出することを目的としています。」
Quantum Mesh代表取締役 篠原裕幸は次のように述べています。
「VENAとの提携を発表できることを大変嬉しく思います。Quantum Meshは、最先端の液浸データセンター技術と持続可能なソリューションの提供を通じて、次世代のAI・IoTインフラの発展に貢献することを目指しています。本パートナーシップにより、VENAの再生可能エネルギーおよびグリーンインフラ事業と当社の革新的な液浸冷却技術を融合し、高効率かつ環境負荷の低いエッジデータセンターを実現することが可能になります。 本取り組みを通じて、日本における持続可能なデジタルインフラの発展を加速し、安全性・拡張性に優れたAIコンピューティング環境の構築に貢献していきます。」
ヴィーナ・エナジーについて
ヴィーナ・エナジーは、アジア太平洋地域最大のグリーンソリューション・プロバイダーとして、持続可能で低価格な再生可能エネルギーへの移行を加速し、事業地域や関係者の経済的及び社会的発展、環境保全を目指しています。ヴィーナ・エナジーは、合計出力39GW※1の開発・建設・稼働中の太陽光発電所、風力発電所(陸上/洋上)の再生可能エネルギー資産、さらに合計出力24GWhのエネルギー貯蔵システム※2、総電力容量620MW(dc)のデータセンター、80万トン/年のグリーン水素及びアンモニアを含むグリーンインフラパイプラインを有し、お客様へグリーンエネルギーとデジタルソリューションを提供しています。
ヴィーナ・エナジーはシンガポール本社を含む世界80拠点に1,000人を超える従業員を有しており、地域との密接な連携を推進し、低炭素エネルギーの普及拡大、更には気候変動対策と環境に配慮した未来づくりを目指しています。
詳しくは、https://www.venaenergy.co.jp(日本語)、https://www.venaenergy.com(英語)、
をご確認ください。
※1. 2024年年9月30日時点
※2. 稼働、建設中、売電契約確保済みの様々な段階にある0.2GWhのエネルギー貯蔵システム(BESS)ポートフォリオを含む
Quantum Meshについて
Quantum Meshは、情報の安全な保護と計算処理を担う可搬型エッジデータセンターを開発・運用しています。流通する大量の情報資産を世界レベルの高度なセキュリティで保護し、高度な計算能力で有効に利活用できる環境を提供。また、データセンターを起点としたAI・IoTによる未来の街づくりを提案、「正しいDX」の実現を目指しています。
https://quantummesh.jp/
報道関係者お問い合わせ窓口
ヴィーナ・エナジー
広報担当 大久保麻子
asako.okubo@venaenergy.com
Quantum Mesh
広報担当 戸所奈央
todokoro@quantummesh.jp